Gmailが使えなくなる?!

いらっしゃいませ、てんちょーです。

今回は、少し前から話題になっている「Gmailが、使えなくなる?」というテーマでお話します。

いきなり結論ですが、「一部制限が入るという」だけで「使えなくなるわけではない」ようです。

セキュリティ面の向上にともない、外部アドレスとの連携を制限するというのが本質になってきます。

ただ、何がどう変わって、どういう影響が及ぶのか?という部分について少し突っ込んだ解説をします。

・制限強化

・仕様変更

・セキュリティ要件の厳格化がポイントです。

まずは、メール送受信の仕組みから

メール送受信の仕組みは、大きく分けて3層構造です。

・送信プロトコル(SMTP)

・受信プロトコル(POP / IMAP)

・暗号化(TLS / SSL)

それぞれ役割が違います。

① SMTP(送信の仕組み)

SMTP = Simple Mail Transfer Protocol

→ メールを「送る」ためのプロトコル

例: あなたが Gmail で送信

相手のメールサーバーへ転送

相手の受信箱へ届く、

SMTPは「配送屋」です。

② POP(受信・ダウンロード型)

POP = Post Office Protocol

→ サーバーからメールを「取り出す」方式

特徴

「メールを端末にダウンロード」

サーバーから削除される設定が多い

1台利用向き

例: 会社PCだけでメールを見る人向け

デメリット:

・スマホとPCで同期しにくい

・既読状態が共有されない

③ IMAP(受信・同期型)

IMAP = Internet Message Access Protocol

→ サーバー上でメールを管理する方式

特徴:

・メールはサーバーに残る

・複数端末で同期可能

・フォルダ管理可能

今はほぼIMAPが主流です。

例: スマホ+PC+タブレット全部で同じ状態

④ TLS(暗号化)

TLS = Transport Layer Security

→ 通信を暗号化する技術

昔はSSLと呼ばれていました。

役割:

ID/パスワードの盗聴防止

メール内容の盗聴防止

今は 「SMTP over TLS」 「IMAP over TLS」 が基本です。

TLSがない=平文通信=危険

※平文通信・・・内容が暗号化されておらず、もし流出した場合そのまま内容が読み取れてしまう状態

⑤ SSLとの違い

SSLは旧バージョン

TLSが現在の正式規格

現在SSLはほぼ廃止扱いです。

⑥ 認証方式(最近問題になる部分)

最近トラブルになるのはここです。

● 通常認証

ID+パスワード

→ セキュリティ弱い

● OAuth(オーオース)認証

GoogleやMicrosoftにログインして許可する方式

例: Googleログイン画面が出る

● アプリパスワード

2段階認証ON時に発行される専用パスワード

流れだけ、もう一度おさらい

【送信】

あなた → SMTP → 相手サーバー

【受信】

あなた ← POP or IMAP ← サーバー

【安全化】

TLSで暗号化

~これらを踏まえて、本題~

① 「外部アドレスをGmailから送信する」機能の制限強化

Gmailには、他社メール(例@yahoo.co.jp、独自ドメインなど)を

Gmail画面から「送信元として使う(Send mail as)」機能があります。

・変更点の本質

Googleは近年、以下を厳格化しています。

SMTP認証の強化

・「安全性の低いアプリ」の完全廃止

・2段階認証+アプリパスワード必須化

・SPF / DKIM / DMARC未設定ドメインの制限強化

つまり

単純なID+パスワード接続では送信できなくなったというケースが増えました。

② 「安全性の低いアプリ」廃止(2022〜)

以前は、POP/SMTPで、つまり「ID+パスワードだけ」で接続できました。

しかし現在は:

Googleアカウントに2段階認証を設定→「アプリパスワード」を発行になっています。

これにより

・古いメールサーバー

・古いレンタルサーバー

・古いメーラー

との連携が失敗する事例が増えました。

③ 2024年の「大量送信者」ルール強化

2024年以降、Gmailは

1日5,000通以上送る送信者

メルマガ配信者、ビジネス送信者、に対して、

・SPF必須

・DKIM署名必須

・DMARC推奨

・ワンクリック解除リンク必須

などを求めています。

これを満たさないと

・迷惑メール扱い

・配信停止

・ブロック

になる可能性があります。

④ 「受信できない」問題は別原因が多い

「外部アドレスが使えない」と言われるケースの多くは

・POP設定ミス

・サーバー側でGoogleのIP拒否

・IMAP未対応

・TLSバージョンが古い

・認証方式不一致

が原因です。

結論

現在の状況は

・ 外部アドレスは使える

・ただし認証要件が非常に厳しくなった

・ 古い環境は実質使えなくなった

・メルマガ用途は設定必須項目が増えた

という状態です。

以上、「Gmailが使えなくなる?!」についてまとめてみました。

お役に立てればうれしいです。

またのご来店お待ちしております。

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